こんな僕でも続けてこれました
起業してから丸20年が経ちました。20代後半に突如思いたち、勢いだけで起業。右も左も分からないまま独立したので、いろんなことをやりながら学んでいきました。とにかく必死だったので、周りを気にする余裕もなく、たくさんの人に迷惑をかけてきたように思います。思い返すと恥ずかしいことだらけです。
そんな僕でも続けてこれたのは、たくさんの関わってくれた人たちのおかげです。色んな人たちとの関わり合いの中で、素晴らしいインスピレーションがたくさん得られました。この20年の経験は、僕にとって掛け替えのないものです。
まずは自分を満たすこと
20年経って一番嬉しく思ってることは、僕自身の気持ちが一回も折れなかったこと。“辞めたい”と思うことが一度もなかったことです。悪いことばかりじゃないけど、いいことばかりでもない20年でした。その中でもずっと大切にしてきたのは『自分がどうしたいのか』です。自分の価値観に合わないことは絶対にやらない。自分のアンテナが心地よく反応することだけを追い求めてきました。
自分を満たすことができないのに、人のことを満たすことはできません。自分を満たして、そこから溢れて出たもので人を喜ばせる。これが僕にとっての理想的なビジネスの形です。ビジネスというと「人のため」が美しいとされる考えもありますが、この考えが先行し過ぎると「自分を満たすために人から搾取する」ことになってしまいます。他人からの感謝や評価がないと、自分が満たされなくなってしまうからです。
これさえできてれば怖くない
だからこそ僕は、自分自身とのコミュニケーションを大切にしてきました。自分がどうしたいのかを理解し「人に分け与えることができるよう、自分で自分のことを満す」。大袈裟かもしれませんが、これさえできていれば、何も恐れることはないような気がしています。
この先の世の中がどんな風に変わっていくのか?その中で自分が何を感じ、何を表現していくのか?先のことは分かりませんが、自分とのコミュニケーションをしっかり取りながら、僕なりのビジネスをこれからも楽しんでいきたいと思います。