“繊細すぎるのに強く刺激を求める”気質をどう楽しむか?


周りと自分を比較した結果


僕は、いわゆる「繊細すぎる気質」を持っています。俗に言うHSPです。その中でもレアなHSS型HSPという、アクセルとブレーキを同時に踏むような、繊細で内向的なのに強く刺激を求める気質。一般的には「生きづらい」とされてる気質ですが、今はその生きづらさを感じることはありません。

でも以前は、周りと自分を比べて「生きづらい」と感じていました。「ガラスのハート」だとからかわれたり、少しのことで「気にし過ぎ」だと言われたり。周囲の反応が気になって、強くなろうと頑張っていた時期もありました。今思えば、そのせいで無理に自分を抑えたり、逆に強がったり、結果的に生きづらさが増していたのかもしれません。


つくられた“レッテル”は無視


でもある時「そもそも自分を他人と比べる必要はない」と思うようになりました。そして、少しずつ自分の気質をただの「個性」として捉えられることができました。HSPは約5人に1人の割合でいると言われてるし、HSS型も人口の約6%は当てはまるとされています。これは、血液型や出身地の違いと同じくらいのものです。

なので、自分が“他の人と違う”ことで悩む必要はまったくないし、“レッテル”を気にする必要もありません。気質はただの個性の一つとして「こういう自分だからこそで出来ることは何だろう?」とシンプルに考えるきっかけになりました。


自分で自分を乗りこなす感覚


僕はグラフィックデザイナーとして、繊細な感性や内向的な側面を活かしてきました。微細な部分に気づけるからこそ、クライアントの意図や内面を深く感じ取り、それをデザインに落とし込むことができる。この繊細さが、デザインのインスピレーションや表現力を豊かにしてくれていると感じています。そう思うと、この気質はむしろ「武器」だと思っています。

と言うか、自分がどんな気質を持っているかは、大して重要ではありません。自分の本心に耳を傾け「何をしたいのか?何をしたくないのか?」を内面から感じとり、それに素直に従っていくだけです。そうして自分をハンドリングできるようになると、自然と「自信」が湧いてきます。

「自分を信じる」というシンプルな感覚を得るためには、気質に振り回されるのではなく、自分で自分を乗りこなす意識を持つこと。そうすると、ただそれだけで毎日が少しずつ楽しくなっていきます。自分の個性を知り、受け入れることで、誰もが自分らしく生きられる。それが、この気質を持って生きてきた僕の気づきです。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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