不足感と評価の時代に、“心地よく”逆行する生き方


不足感を煽る世の中


今の世の中では「経済を回す」ことが最優先されています。社会を安定させるために必要なことである一方、僕たちは常に「何かが足りない」という不足感にさらされてる気がします。

この不足感を利用したマーケティング手法が一般的になり「あなたにはこれが不足している」「これを買わないといけない」というメッセージが日々の生活に侵入してきます。このような情報に触れ続けると、いつしか「今の自分では不十分だ」「自分には何かが欠けてるんじゃないか」といった不安な気持ちになってしまうのかもしれません。


人目を気にする生き方


SNSの普及は、僕たちに便利さや新しい発想をもたらしました。しかしその反面、人々の評価に振り回される場面も増えています。他人からの評価を意識しすぎることで「自分らしさ」を見失い、他人に合わせた生活が生まれがちです。

このことによって、誰のために生きているのか、何を基準に自分の行動を選ぶのかが分からなくなってしまうこともあります。実際、他人に合わせて、自分を押しころして生きる方が「楽だ」と感じる瞬間もあるかもしれません。でも、人間らしい生き方からは遠ざかってるように思います。


自分の本心に従う生き方を


こんな時代だからこそ、自分の本心や本音、自分の内側にある本当の気持ちを大切にしたいと強く思っています。他人が作り出した「足りない」という情報に惑わされず、「自分にとって何が必要か」を見つめ直すこと。そのための一歩として、僕が試みたのは「心地よさ」を基準に生活をしてみることです。

「自分がどう感じるのか?」という感覚に素直になり、絶えず心地よい選択をしていくことで、自分にとって最適な生き方が見えてくる気がします。最初は意識的に心地よさを探す必要があるかもしれませんが、続けていくうちに、自然とそれが当たり前の感覚になっていきます。

このように「足るを知る」生き方は、シンプルでありながら、深く人間らしい生き方だと感じてます。過剰な情報や評価に振り回されず、自分の感覚を大切にして、毎日を心地よく過ごす。これこそが、豊かな人生をつくるポイントになると信じています。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

© tabloid Co.,Ltd.