“持論”を活かして、ひとりビジネスの醍醐味を味わう


生きる上で大切にしている考え方


これまで、たくさんの事業主の方々と接してきて感じたのですが、皆さんそれぞれの「持論」をお持ちです。ここで言う持論とは、大げさなものではなく、これまでの経験から得た教訓や、自分が大切にしている考え方です。

言い換えれば、その方たちの「身体の一部」とも言えるようなもので、これまでの歴史や感性がそこに詰まっています。その方だけのユニークな生き方、考え方がそのまま反映されたものです。


“自己表現”がビジネスの原動力に


自分でビジネスを始めるということは、この“持論”を形にして「伝えていく」行為、つまり「自己表現」だと考えます。自己表現は、人間に備わる根本的な欲求だと言われています。そして、ひとりビジネスの魅力のひとつは、この自己表現が直接ビジネスに結びつくことです。

単に商品やサービスを提供するだけでなく、自分の価値観や経験、そして自分が感動したことを他の人と共有できるのが、ひとりビジネスの醍醐味です。この「自分の考えや感じたことを誰かに伝えたい」という想いが、ビジネスの動機や成長の原動力になります。


カジュアルに伝える感覚を思い出す


しかし、仕事の場面になると、多くの人がこの「持論」を封印してしまう傾向にあります。「伝える」ことが“宣伝”や“営業”に偏ってしまい、自己表現が後回しになってしまう。そんな時は、もっとカジュアルな感覚で自己表現を捉えてみるといいのかもしれません。

例えば、友人とシェアしたいと思う出来事や、誰かに共感してもらいたいと思う気持ち。そんな日常の延長線上に、自己表現があります。自分が体験したこと、気づいたこと、素晴らしいと思ったことを、同じフィーリングの人とシェアしたい、共感してもらいたい。そんな気持ちで「伝える」ことができれば、それが自然な形で自己表現となり、ビジネスの強みにもなります。

ビジネスにおいて、「持論」を「自己表現」として活かすことは、ひとりビジネスを成長させる上で大きな意味があります。「自分の考えや感じたことを誰かに伝えたい」という想いを乗せたビジネスは、単なる営利活動を超え、深みのあるものになっていくのだと感じています。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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