自分だけの“売り”を見つけるための2つの視点


自分の“売り”を見つける方法


「あなたの“売り”は何?」と聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないのかもしれません。「自分のサービスをアピールしたいけど、どう伝えればいいのか分からない」という声もよく聞きます。そのため、多くの人は“サービスの内容や特徴”から「売り」を探そうとしますが、それだけではお客さまの心に響くポイントを見つけることはできません。

では、どうすれば「自分の売り」を見つけられるのでしょうか?その答えは、ビジネスの本質にあります。ビジネスとは、お客さまが抱える問題や悩みを解決・改善するための“手段”です。つまり、「お客さまの問題」に目を向けることが、「自分の売り」を見つける第一歩となります。その「問題」を見つけるには、以下の2つの視点が役立ちます。


1.お客さまの“不”にフォーカス


まずは、お客さまが感じている「不」をイメージしてみましょう。「不安」「不満」「不足」といったネガティブな感情が、あなたのサービスによってどのように解消されるのかを考えてみてください。例えば、洋服の作家さんであれば、「体型を気にせず、おしゃれを楽しみたい」という「問題」を解決するため、「体型をカバーしながら、身体を美しく魅せる洋服」を提案することができるかもしれません。

このような、自分がこれまでに解決してきた「不」、もしくはこれから解消できそうな「不」をいくつか挙げてみましょう。それが、お客さまの「問題」を理解する第一歩となります。


2.お客さまに“約束できること”は?


そして、いつくか挙げた自分が解決できる「不」の中から、あなたがお客さまに『約束できること』を選びます。選ぶ際には「自信を持って提供できること」や「提供することで自分も喜びを感じられそうなこと」といった基準を意識してみてください。

こうして選び出した『約束できること』は、あなたのサービスの「売り」の核となります。それは単に特徴や内容を示すものではなく、お客さまの悩みに寄りそい、具体的に何を解決できるかを表すものです。

お客さまの「不」にフォーカスし、それを解消する方法を深掘りしていくことで、あなたの「売り」は明確になります。そして、それが明確になれば、より自信を持ってサービスを伝えることができるようになるはずです。ぜひ、この視点をヒントに自分の「売り」を探してみてください。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

© tabloid Co.,Ltd.