自分が“どうすればいいのか分からない”時の対処法


自分はどうすればいい?


ふと、自分が「どうすればいいのか分からない」と感じる瞬間ってありませんか?頭が混乱して、行き先を見失うようなあの感覚。それは、世間や他人からの「こうあるべき」という考えが、知らず知らずのうちに自分の中に染みついてしまったことが原因かもしれません。

僕たちは日々たくさんの情報に触れているので、それ自体は避けられませんが、この「どうすればいい?」を放っておくと、自分を見失うことにつながってしまいます。そんなときは、シンプルに自分の「こうしたい」を再確認することです。この記事では、僕が実践してきた方法を簡単にまとめたのでご紹介します。


ネガティブな感情を吐き出す


自分の「こうしたい」を知るため、まず内側にあるネガティブな感情を吐き出します。おすすめの方法は、紙に書き出すことです。書くことで感情が目に見える形になり、客観視しやすくなります。

「自分は◯◯ができてない」「◯◯が劣っている」「◯◯をやりたくない」「◯◯をする自信がない」「◯◯が嫌いだ」など、思いつく限りのネガティブな感情を吐き出します。心の中に溜まったものを一旦外に出してみることで、頭の中が少しずつ整理されていきます。


不要な“こうあるべき”を知る


ほとんどの場合、ネガティブな感情の背景に「こうあるべき」という思い込みがあります。書き出した感情を眺めてみると、それが見えてきます。例えば「自分は◯◯が劣っている」のような劣等感の背景には「あの人のようになるべきだ」という“誰かとの比較”による思い込みがあったりします。

その他にも「自分は素晴らしい人だと思われるべきだ」といったものや「世間や業界の常識には倣うべきだ」という思い込みがあるかもしれません。全ての感情に対して一つひとつ挙げる必要はないので、書き出したもの全体を眺めてみて、何となくのイメージで自分の「こうあるべき」=「思い込み」を浮きぼりにします。


“こうしたい”を知る


浮きぼりにした「こうあるべき」という思い込みは、自分で“気づく”だけで手放すことができます。手放した実感がなくても、何となくラクになった感覚があればOKです。ここまで来ると、フタをしていた本音が徐々に顔を出してきます。

そこで湧き上がってきた「こうしたい」という思いがあれば、忘れないうちに書きとめておきます。湧き上がってこなければ、自分自身に“本当は”どうしたい?と問いかけるのも効果的です。その時、自分の感情がどんな反応をするかを、注意深く感じ取ってみるのがポイントです。


自分と向き合うタイミング


自分が「どうすればいいのか分からない」というこの感覚は、一見ネガティブなものに思えますが、「自分と向き合うタイミング」が来たことを知らせてくれるサインだと捉えています。

僕たちはどうしても、世間や他人の「こうあるべき」に影響を受けてしまいます。でも、その影響を自覚し、自分自身と向き合う時間を作ることで、本来の自分を取り戻すことができると感じています。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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