覚悟と決心を持つこと
迷ったり、どうしていいか分からなくなる瞬間は、誰にでも訪れるものです。僕自身、つい最近そんな場面に直面しました。それは、これまで経験したことのないタイプの困りごとで、どう向き合えばいいのか全く分からず、途方に暮れるような状況でした。しかし、その出来事をきっかけに、僕は改めて「自分にとっての“答え”は必ず自分の中にある」ことを実感しました。
問題に直面すると、僕たちはつい表面的な「対処法」を求めがちです。「どうにかしてこの状況から抜け出したい」「できるだけスマートに解決したい」といった思いから、本やインターネット、誰かのアドバイスなど、外側に答えを探しにいくことがあります。それらの情報が参考になることも多いですし、有益なヒントが得られる場合もあります。
でも、それらはあくまで「ヒント」に過ぎません。本当に自分が納得できる答えを知っているのは、自分だけです。問題を避けたり、見て見ぬふりをしたりしている間は、どんなに情報を集めても、自分にとっての「答え」にたどり着くことはありません。必要なのは、問題に向き合う「決心」と「覚悟」を持つこと。その瞬間、自分の中に眠っている答えが浮かび上がってきます。
腑に落ちる感覚を探る
僕が実践したのは、頭で考え続けることをやめ、静かに自分と向き合って、問題にどう対処するかをイメージすることでした。頭の中で「どう行動するか?」を考えるのではなく、腑に落ちる感覚だけを探りました。そこで見つかったのは、自分にとって「しっくりくる方向性」のようなもの。言葉にするのは難しいんですが、自分を「どのモードに切り替えるか?」が見つかったように感じました。「どう行動するか?」を頭で理解するのではなく、何も考えずに自然に身体が動くための「姿勢」がイメージできたように思います。
その感覚によって「これなら何となくいけそう」と思えました。問題は何も解決してないのに、もうすでに解決できたかのような気持ちにもなりました。この答えが「正しい」かどうか分からないし、それが重要だとも思ってません。他人から見てどうかも関係ありません。大切なのは、自分が心から納得できるかどうか、素直に自分の感覚に従えるかどうかです。
この経験を通して、僕は「自分の中にある感覚を信じること」の大切さを改めて学びました。問題がどんなに難しくても、そこに向き合い、覚悟を持ったときに自然と答えが浮かび上がってきます。迷ったり、どうしていいか分からなくなった時こそ、自分の中に目を向けてみる。答えは必ず自分の中にあります。