自分の中にある“不足感”から抜け出すための一歩


ふと訪れる“足りない”感覚


日々の中で、つい「足りないもの」に目が行ってしまうことがあります。周りと比べて自分に無いものを痛感するとか、もう少し売上がほしいとか。そんな時、僕たちは不足感にとらわれてしまい、「すでに持っているもの」の素晴らしさに気づけなくなっています。

そんな、ふと訪れる「足りない」と感じる瞬間。それは「自分にあるもの」に目を向け直すサインだと感じてます。でも、頭ではそうすべきだと分かってても、なかなかうまくいかないものです。気持ちが焦ったり、不足感に押しつぶされそうな時ほどうまくいきませんし、また、無理にポジティブになろうとすると、逆に苦しくなることもあります。


小さな感動を“観察”してみること


そんな時は、「小さな感動」に目を向けてみるのが効果的です。例えば、温かいコーヒーを飲んでホッとするひととき、見上げた空が驚くほどきれいだった時など。「あぁ、良かったな」と感じたり、「ほっとするな」と思える小さな感動。そんな自分の中に小さく湧き上がる感覚を見逃さずに、大切にすることが「不足感」から抜け出すきっかけになります。

不足感にとらわれている時は、忙しさや焦りの渦に飲みこまれ、自分の感覚が鈍っていることが多いです。普段は心が動くようなものにも、心が動かなくなったりします。かと言って、無理に感動しようとしても、何かが変わるものでもありません。ただ、自分の中に小さく湧き上がる感動を「観察」してみる。そうすると、自分の感覚が少しずつ戻り、自然と「すでにあるもの」に目が向くようになっていきます。

「足りない」という感覚は、決して悪いものではありません。それに気づくことで、「あるもの」の素晴らしさを再発見できるチャンスだと感じています。僕たちの中には、たくさんのものが、すでにあります。そんな「あるもの」を大切にしていくためにも、日頃から「小さな感動」を意識していきたいと思っています。

Picture of Designer / 津江 祐一

Designer / 津江 祐一

過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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過去の経験から、“生きづらさの解消”に「自己表現」が効果的だと気づきました。セルフデザインは、自分と向き合い、自分を表現することで、誰もが『弱みも強みに変わる』ことを実感できるプログラムです。

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