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経営者を萎縮させる“ちゃんとしなきゃ”の正体とは?


ちゃんとしなきゃ…


先日、仲のいい経営者さんと話してて「ちゃんとする」ことが話題にのぼりました。「ちゃんとしなきゃの呪い」とでも言うんでしょうか。その意識が自分を萎縮させて、思うように動けない。そう思えば思うほど、自分が自分じゃなくなる感覚。この感じってほんとに辛いよね、という話でした。

平均的な基準に到達することを「ちゃんとしてる」と捉え、そうなれるよう努力する。僕は、この感覚にずっと苦しんでました。周りと同じように経営者らしくしなきゃ、世間一般から見て恥ずかしくない会社にしなきゃ…そう考えるのが無駄だったとは思いませんが、当時の僕の頭の中はパンク寸前でした。


“ちゃんとする”の正体


そもそも「ちゃんとする」って何を指してるんでしょうか?漠然としたイメージに縛られてるだけで、明確な基準を持ってる人は少ないはずです。僕は、この得体の知れないモヤモヤから逃れるため、人の力も借りながら色んなことを試しましたが、結局、解決できるのは自分自身だということを理解しました。

この呪縛の正体は「自分を知らない」ことから来る“不安”とか“恐れ”でした。自分がどんな人間かを知らないから、行動するための原動力が自分になかったから、世間一般の平均を目指すしかなかったんです。自分の“本当の”価値観や使命のようなものに気づくと、得体の知れない「ちゃんと」を目指す必要はなくなります。

うまくいくためのノウハウ、成功法則など、世の中に溢れる情報を無意識に集めてると、その人たちの価値観が身体に染み込んでしまいます。自分の価値観は、自分でつくる。そんな意識で、経営者としても自分らしくありたいものですね。

AUTHOR

Designer / 津江 祐一

デザインの方法論を使って、それぞれの「頭の中にあるものを形にする」ことを生業にしています。クリエイティブ制作活動と併せて、ひとり経営者さん向けの個別ワークショップを行っています。

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