面白い“画”をイメージ
珍しくテレビを観てて、ある番組に感銘を受けました。それは、一人の漫画家をクローズアップして、創作の様子を追う“漫勉”というドキュメンタリー番組。漫画そのものに全く興味はないんですが、作品が生まれる様子の切り取り方が魅力的だったので、思わず見入ってしまいました。
ストーリーの組み立て方や画のつくり方など、漫画家によってスタイルがそれぞれあることが分かりやすく伝わってきましたし、それをクリエイター同士が敬意を込めて語り合う様子が、とても興味深かったです。特に「頭にどれだけ面白い画がイメージできるか?それが漫画家にとって大切なこと」という内容には感銘を受けました。
クリエイターの基本姿勢
僕もクリエイターの端くれ。イメージの大切さは痛感してます。どれだけ技術があっても、頭に浮かぶイメージがなければクリエイションとして成り立ちません。もちろん、技術を磨くことも大切ですが「持ってる技術をどう使うか?」という発想ではクリエイションの幅が狭くなってしまいます。
僕は「生まれてきたイメージをどう形にするか?」という姿勢がクリエイターの基本だと思ってます。技術優先ではなく、イメージ優先。イメージがハッキリしてればしてるほど、それを形にしようとするので、技術は自然とついてきます(努力は必要ですが)。クリエイターにとって“イメージ”は何よりも大切なものです。そんなことを改めて思い起こすことができました。